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現役採用コンサルタントが教える!転職の際に面接官が職務経歴書で見ているポイントとは!

職務経歴書とは、文字通り自分が経験してきた職務について説明する書類です。学生時代に終わりを告げ、初めて就職した際に書いたエントリーシートの社会人版と思ってくれればわかりやすいと思います。学生の頃は学生時代に頑張ったことをどれだけ魅力的に書くかが重要でしたが、職務経歴書については社会人時代に頑張ったことを書くことになります。

履歴書と職務経歴書の違いとは

初めての転職活動でまず応募時に必要な書類が履歴書と職務経歴書です。履歴書は自身のそれまでの歴史を要約したものです。所属した組織(学校・会社)と、その組織内での役割(専攻や所属部署)など、一目でどういう人生を歩んできたかを簡単に伝えるためのものです。それに対して職務経歴書は、あくまで仕事の経験にスポットを当てます。学生を終えた後の、仕事の経験を詳細に書き記すものです。

職務経歴書をどう書いていいかわからない!

職務経歴書はフォーマットが自由なので非常に悩みます。ここでは代表的な3つの書き方について説明します。

編年体式

最もオーソドックスなのが「編年体式」です。これは時系列に業務を紹介していく方法です。一番古い職務経歴から上に書いていき、一番最近についての紹介が下に来ます。年月が見出しになり、所属企業、部署、役割、役職などが変わったタイミングをそれぞれ書いていくスタイルです。

企業の担当者が最も見慣れているスタイルですので、わかりやすさを重視するならお薦めです。

逆編年体式

次に逆編年体式です。これは編年体の逆ですので、最近の職務経歴から書いていくスタイルです。わざわざ逆から書いていくメリットは、直近の職務経歴についてアピールしたいケース。企業担当者は日々数多くの職務経歴書に目を通さなければいけませんので、職務経歴書もじっくり読み込むとは限りません。もし今までの職務経歴でアピールしたいことが直近の事柄であれば、最初に読んでもらいたいですよね。逆編年体であれば、一番最初に目を通すであろう上の部分に、直近のアピールができるので安心です。

キャリア式

最後がキャリア式です。これは職務経歴を経験職務別にまとめたものです。時間軸が見出しではなく、業務内容を見出しにするため、「どんな仕事をしたのか」が一目でわかるというメリットがあります。経験やスキルをメインにアピールしたい方には最適と言えるでしょう。

 

職務経歴書は手書きではなくPC入力でOK!

次に初めての転職で気になるのが、職務経歴書を手書きで書くか否か。結論から言いますと、PC入力でOKです!私はここ何年も人材業界で働いていますが、担当企業でも自社の面接でも、手書きで持ってくる方はほとんどいません。企業側としても正直PC入力の文字のほうが読みやすいのが本音です。

ただしPCに明るくない世代の方が多い会社を受ける場合は、手書き入力の方が好まれるケースもあります。歴史が長い中小企業を受験される場合などは、職務経歴書の書き方に指定がないか念のため確認してもいいかもしれません。

 

職務経歴書に必ず書くべき5つの内容とは

さて、それでは実際に職務経歴書に何を書いたらいいのかお悩みの方もいるのではないでしょうか。そんなみなさんのために、職務経歴書に必ず書くべき5つの内容と書き方のセオリーについて解説します。
 

職務要約

まず書くべきは「職務要約」です。先述したように、企業担当者は非常に多忙です。数多くの職務経歴書に目を通さなければならないので、よほど気になった職務経歴書でなければじっくり目を通してはくれません。

そのために大事なのが「職務要約」。自分は何者なのかを簡潔に紹介する必要があります。職務経歴書の一番始めに綺麗にまとまった職務要約があると、担当者に喜ばれます。

職務要約の書き方のコツは「職種」「担当業務」「成果」を記載することです。中途採用とはほとんどの場合、即戦力を求めています。ポテンシャル採用の新卒採用とは違い、企業はやってほしい特定の仕事があるので、転職者を受け入れるわけです。そしてその特定の分野で成果を出せるかは、成果を出してことがあるかどうかで見極めます。この3つが特定できれば、その時点で企業の目を引けるのです。

職務経歴

職務内容で担当者の目にとまったら次は「職務経歴」です。要約して伝えた内容を深ぼっていきます。

他の会社で成果を出したという事実は大事ですが、もっと大事なのが、自社に入社したとしてまた成果が出せるかどうかということです。私も面接官をしているときは、過去の成果について評価するとともに、その再現性があるのかを慎重に見定めます。

その際に大事なのがプロセスです。成果に至るまでの思考・言動を徹底的にヒアリングするのです。それによってその成果がマグレだったのか、実力だったのかがわかります。職務経歴を詳細に記入することで、「自分は御社でも同じように成果が出せますよ」とアピールできるわけです。

そのため職務経歴を書く際は、それぞれの成果について「意図・実行・結果」の順番で書くことをオススメします。この順番で書くことを徹底すれば、あなたがどうやって成果を出したかが非常にシンプルかつわかりやすく伝わるはずです。

活かせる経験・知識・能力

そして3つ目が「活かせる経験・知識・能力」についてです。先述した職務要約・職務経歴についても応募企業へのアピール要素が大きかったですが、これはもっと直接的にアピールするための項目となります。

これは面接官目線の話になりますが、「活かせる経験・知識・能力」をしっかり語れるかは、自社理解を見極めるポイントでもあります。なぜなら求人票の内容をしっかり理解していなければ、自身の経験の何が活かせるのかを語れないからです。

つまり企業からは今回の募集枠において、あなたを採用するメリットを教えてほしい、と言われています。そのため記載する際には「私の◯◯な経験が、貴社(もしくは今回の募集枠)において△△な面で役に立ちます」という風に、◯◯×△△の組み合わせが大事になるのです。

一番やってはいけないのは、経験したことや知識、能力、資格などを網羅的に書きなぐることです。企業担当者からすると、読みづらい上に、この応募者は自社(今回の求人)を何も理解していないと思われかねません。

自己PR

4つめが自己PRです。自己PRも先述した内容と同様に、企業がどういった人材を求めているのか、に極力焦点を当てる必要があります。ただ違う点は、今までは業務内容・スキルなど客観的事実のみに焦点を当ててきましたが、自己PRでは思い(信条)の部分にも焦点を当てた方がいいという点です。

例えば仕事において何を大事にしているのか。顧客によりそう、いつでも価値発揮をするために考え抜く、メンバーを思いやる、など自分の人間性の部分を見せることで、自分がどういう人間なのかをアピールすることをオススメします。

一点注意するとすれば、その信条とそれまで語ってきた経験にギャップを作らないことです。活かせるスキルで「常に客観的に数値で語ることで、正確に仕事を成し遂げられる強みがある」とアピールしているのに、自己PRでは「常に明るく調和を忘れないことで、職場の雰囲気を明るくしていました」と書くと、相当なギャップが生まれてしまします。

職務経歴書を書くに当たって全体的に注意することは「企業のニーズを汲み取ること」「内容全体が首尾一貫していること」、この二点を忘れないようにしましょう。

志望動機

そして最後が志望動機です。これこそ企業が最終的に聞きたい「なぜうちじゃなければ駄目なのか」という点です。業界には端から見れば同じような会社が多くあります。社会全体を見渡せば、条件面がもっといいところも他にあるでしょう。その中でなぜうちの会社を選ぶのか、それを聞きたいわけです。

もちろん転職をする側からすると、絶対にその会社でなければいけない理由など滅多にありません。しかし企業側からすれば、どこでもよいという方は採用しても定着しない可能性が大きいのではと不安になってしまいます。

志望動機を書く上で必要なのが業界研究です。HPや製品パンフレットを読み込んだり、上場していれば経営計画書や決算情報を見ることをオススメします。その企業が事業を行っていく上で大事にしていることが、どこかに必ず書かれているはずです。

その上で競合になりうる企業と比較して、やはりこの会社だと「自分が」思える点を探しましょう。「自分が」と強調したのは、志望動機はあくまで自分が志望する理由だからです。いくら業界研究をしても、実際にすでにその会社で働いている人より正確な情報などわかりません。最終的には外から見て自分が本当にその会社に入りたいと思った熱い想いをぶつけるしかないのです。

 

終わりに

職務経歴書は単なる自己紹介ではありません。会社が自分を採用するべきであると思わせるための自己PRツールです。そのため常に読み手が何を求めているかを汲み取り、最初から最後まで首尾一貫した読みやすい読み物である必要があります。

また客観的な内容と、主観的な内容をうまく組み合わせる必要もあります。書き物としては実は非常の奥深いものです。たかが職務経歴書、されど職務経歴書。甘く見ず、しっかり時間をかけて書き込みましょう。極力他者からのフィードバックをもらうこともオススメします。転職活動は人生のターニングポイントです。職務経歴書でしっかり自己PRを行い、転職活動の明るいスタートを切ってくださいね!