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医療事務の仕事を7年行い管理職までしている私がバイトについて解説

医療事務の仕事内容や勤務先ごとでの違いを紹介

今回は医療事務でアルバイトをしていた方にバイトに関する内容の記事を書いてもらいました。

以下ライタープロフィールと本文です。

【ライタープロフィール】

ライター名:はまだ美香

医療事務のアルバイト経験者のプロフィール画像

現在、濱田美香/はまだ美香 の作家名にて電子書籍、フリーライターとして活動中。

高校生時代からバイト魔で、常時3種類以上のアルバイトと部活動を並行し、毎月12万ほどを稼いでいた経歴あり。

アルバイト経験は、喫茶店ウェイトレス、ハンバーガーショップ店員を中心に7種類。

職業経歴は、派遣会社にて15年近く勤務後、医療事務にて約7年の管理職経験あり。


アルバイトを探すとき、皆さんは何を基準に選んでいるでしょうか?

事務仕事として近年、女性に注目を浴びている医療事務。

求人情報を見ると、資格不問、経験不問といった文言が見られることからも、飛び込みやすい仕事と思われているのではないでしょうか。

しかし、実際には資格や経験が必要とされる医療事務もあり、ひと口に『医療事務』といっても、その内容は実にさまざまです。

一般的に『医療事務』というと、多くの方はクリニックや診療所の受付の女性を思い浮かべるのでは?

彼女たちも医療事務として働いているのですが、クリニックや診療所のような町の小さなお医者さんと複数の診療科を持ち、入院施設もあるような病院とでは、仕事内容が異なります。

クリニックや診療所といった医療施設での医療事務の仕事は、医療事務の経験や資格がなくても働けるため、医療事務未経験者にとって、就職しやすい職場です。

特に、クリニックや診療所といった個人経営の医療施設の場合、その施設特有の社風のような空気があるため、経験がないほうが良いと考えているところもあります。

これは、その施設によってルールが異なるため、他の施設のやり方と合わないこともあるためですが、全ての医院がそうではないので、応募の際に未経験・未資格で、なおかつ未知識であることを伝えてみましょう。

それで断られる場合は、経験者を求めているか、未経験でも多少の知識を求めているかのどちらかです。

クリニックや診療所のような医院の場合、医療事務の資格を求められることは、あまりありません。逆に病院では、医療事務の資格を持っている方が採用に有利です。

クリニックなどの医院での医療事務の仕事は、受付業務、会計・料金収納業務が中心です。

受付業務では、受付カウンターで保険証を受け取り、検査の案内やカルテを用意するといった業務を主に行います。

会計・料金収納業務では、クリニックにもよりますが、診療費計算を看護師が行うところもあります。

診療費計算では、厚生労働省が取り決めている保険点数を基に、患者へ請求する診療費を専用のパソコンを使って計算しています。

ですが、診療所やクリニックは、診療科目自体が単一あるいは2、3科目で、使用する保険点数もさほど多くはないため、保険点数を知らない初心者であっても計算の仕方がわかれば、診療費を算出することが可能です。

また、古くからある診療所やクリニックなどでは、今でも手計算(電卓)によって診療費を計算するところもあり、そういったところでは保険点数についての多少の知識が必要です。

一方、入院施設がある病院となると、医療事務に求められる仕事の幅がとても広くなります。

病院では、クリニックや診療所よりも診療科が多くなります。

患者の流れで見ると、まず初診や再診受付を済ませ、その後それぞれの診療科で受付を行います。

必要があれば、検査室へ赴いて検査受付を済ませ、検査を受け、診療科へ戻ったり、そのまま会計へと向かいます。

薬の処方がある患者の場合は、会計後処方せんを持って院内、あるいは院外の薬局へと行き、処方薬を受け取ります。

患者によっては、診断書を受け取ったり、生命保険会社へ出すための診断書の記入依頼を文書受付で行います。

医療事務は、これらそれぞれの受付で受付業務を行っています。

受付業務といっても、ただ患者の受付を済ますだけでなく、技師や医師、看護師といった担当者へ患者のカルテを渡し、患者が受付を済ませたことを伝えたり、逆に担当者から患者への言伝を伝える、検査室や診察室へ案内するといった橋渡しのような役割も担います。

さらには、患者からの問い合わせも医療事務が窓口となって対応します。

会計業務では、診療費の計算を行いますが、クリニックや診療所よりも計算項目が多く、それぞれの計算項目についての知識に加え、ほとんどの健康保険に対する知識が必要のため、会計業務へ就くにはそれらの知識を持っている経験者や資格取得者が優遇されます。

計算自体は、専用のパソコンを用いて行いますが、計算内容に誤りがないか、不足していないか、あるいは過剰請求になっていないかなどを瞬時にチェックする目も必要なため、慣れるまでは二重、三重のチェック体制が敷かれることも少なくありません。

また、会計業務では患者の診療費計算の他に、診療費や高額医療費に関する相談や問い合わせ、支払いについての相談、処方せんに関する問い合わせといった幅広い内容での患者対応も行っています。

そのため、会計業務であってもホスピタリティ(奉仕の精神)が求められます。

この他にも、院外薬局との連絡対応、健康保険機関との連絡対応、入院費用や診療費についての概算問い合わせなど、さまざまな電話対応もあります。

院内薬局では、全ての対応は薬剤師が行います。

これは、薬の受け渡しや処方薬に対する相談について薬剤師が行うこととして法律で定められているからです。

時には、処方薬が変更になるなどして会計業務担当者と連携することもあります。

文書受付では、患者から預かった生命保険の診断書を医師へ渡す橋渡し的な対応をする他に、文書内の漏れがないかどうかのチェックを行ったり、必要に応じて患者へ文書作成が終わったことを知らせる電話連絡を行うといった作業もあります。

大きな病院では、患者と接することがほぼない裏方での事務仕事もあります。

入院施設がある病院では、会計で入院費を支払いますが、その入院費用の計算をしているのは、会計とは別にある入院費計算を専門に行っている部署です。

会計は主に外来患者の診療費を計算する部署になり、入院費を計算する部署は一般的に『オペレーター』や『入院オペレーター』といった名前で呼ばれています。

入院オペレーターの仕事も、外来会計と同様にさまざまな診療項目を用いて計算を行うため、健康保険と診療項目に対する知識はもちろんのこと、手術に関する知識も必要となります。

そのため、多くの入院オペレーターは、資格保有者あるいは入院費計算の経験者か、外来診療費計算で経験を積んだ人が就くことが多く、全くの未経験者が就けることは余程のことがない限り、まずありません。

医療事務は、これら以外にも健康保険機関へ患者の診療費の内訳(診療報酬明細書といい、レセプトと呼ばれます)を月に一度決められた日に送る、その一連の作業を請け負ったり、他の医療機関に入院中の患者の外来受診を受け付ける、生活保護受給患者の請求を役所へ行うなどさまざまな場面で活躍しています。

このような医療事務は、一般的に正社員がしていると思われているかもしれませんが、実はアルバイトやパートスタッフも大変多く在籍しています。

クリニックや診療所では、正社員登用のあるフルパートと呼ばれるアルバイト。大きな病院では、上述のアルバイトと短時間パートも多いのです。

大きな病院でも正社員しか雇わないというところもありますが、医療事務を外部委託している病院も多く、そうした病院ではアルバイトを雇うことのほうが多い傾向にあります。

アルバイトで医療事務を目指すなら、そうした外部委託をしている病院だと比較的入社しやすいでしょう。

外部委託しているかどうかは、名札を見ればわかります。

外部委託の場合は、名札に「ニチイ学館」などのように所属会社が明記されています。

医療事務で働きたいけどどうすればいい?

医療事務のバイトを考えている方は、どんな仕事なのか、未経験や未資格でも務まるのか、非常に気になるところでしょう。

医療事務の仕事は、前項でもご紹介した通り、多種多様な仕事があります。

クリニックや診療所では、未経験、未資格で就職する人も多いので、心配はないでしょう。

病院と比べ、場を取り仕切るリーダー的な立場の人との距離が常に近いので、慣れるまでつきっきりで教えてもらえるのが利点です。

病院でも各部署にリーダー的立場の人がおり、教育担当として選任された人がついてくれますが、スタッフの入れ替わりの時期に当たってしまうと、完全につきっきりということが難しいこともあります。

そうした場合は、未知識・未経験・未資格でも問題のない部署やベテランが多い部署へ回される傾向が強くなります。

受付でも、診察受付や文書受付、総合案内、検査室受付、料金収納といった医療への知識がなくても作業がこなせる場所へ配属されることが多いのが現状です。

外来や入院などの会計業務、初診・再診受付といった場所は、医療事務の中でも花形部署です。

どうしても深い知識を求められる一方で、患者からの苦情を受けることも多いのが現実です。

そのため、患者と話ができる程度の理解力(知識)が必要となるため、全くの未経験者で知識を持たない未資格者では務まらないことが多いのです。

医療事務をしている人の口コミを見てみると、未経験者で医療や健康保険の知識なく入社した人たちは、受付業務を主業務として行っている人が多いようです。

医療事務がしたい、医療事務をやってみたい。

そう思い就職したり、アルバイトで雇用されても、覚えることが非常に多く、臨機応変な対応を求められるため、早々に辞めてしまう人も少なくありません。

現在、医療事務員は飽和状態などとも言われていますが、現場はどこも人手不足の傾向にあります。

特に大きな病院になるほど、いろいろな作業を並行して行わなくてはならないため、早い人では入った初日に辞めてしまう人もいるほどです。

しかし、医療事務は他の事務職とは違い、医療機関によっては60歳、70歳を超えた人でも現役で働いています。

しかも、どこかの医療機関で医療事務をしていれば、それが経験として自分の付加価値になります。

他の業種だと、一度その業界を辞めてしまった場合、その経験値は過去のものと見られてしまいますが、医療事務は退職して何年経とうと経験値として評価されます。

口コミでは、入社して間がない人やまだ数カ月しか経っていない人ほど「キツイ」「辛い」といったコメントが目立ちます。

ですが、医療事務は1年、2年と続けていくうちに、医療事務の奥深さを知ることができ、できる仕事の幅も最初の頃とは打って変わり、いろいろなことができるようになっていきます。

医療事務は、同じ医療機関で3年続ければ、ベテランと言われます。

それだけ、伸び率の大きな仕事です。

逆に言えば、最初の頃は聞き慣れない言葉や意味、仕組み、ルールなど覚えなければならないことが非常に多く、それに加えて患者対応を並行で行うことが求められるため、シングルタスクになれている人にとっては非常にキツイ仕事になります。ですが、探求心のある人や医療分野に興味がある人、人の役に立ちたいと思う人には、とても向いている仕事です。

医療事務の一日のバイトスケジュール

医療事務は、早ければ朝8時や7時台から開院の準備を始めます。

クリニックや診療所のように午前診・午後診と2部制になっているところでは、昼休憩を兼ねた中休みがあります。

大きな病院では、朝の開院後から夕方もしくは夜まで営業を行うため、昼休憩はシフトを組んで順番に取り、夕方や夜の定められた時間まで勤務を続けます。

患者は、午前中や連休前に受診が集中します。

そのため、高校生だと時間的に合わないのです。

それに、医療事務が高校生を雇わないのは、医療事務の仕事そのものがカフェバイトやファストフードバイトと違い、命に係わる仕事であるためです。

事務の仕事がどう命にかかわるのかというと、医療事務は処方せんを扱ったり、診療費計算で薬の価格を計算するといった作業があります。

それを基に病名と実際の診療内のチェックがされるため、間違いがあると、そこから患者の病名が間違ったものに変わってしまうこともあります。

それが命に直接かかわるような病気であれば、誤った処方のもとになったり、服薬量の間違った指示によって、重大な事故が起こりかねないのです。

そうならないためにチェック体制が敷かれているのですが、医療機関では「ちょっと間違えた」では済まないことばかり、といっても過言ではありません。

自分の行動一つが、患者の命に関わるため、高校を卒業した人以上でないと、採用していないのです。

しかし、高校3年生で卒業を迎えた人ばかりであれば、高卒者として採用してくれるところはあります。

高校生の時点で医療事務を目指そうと考えている人は、医療事務の専門学校へ進むか、そのまま就職を選ぶかのどちらかを選択することになります。

もしも高校卒業後、医療事務として就職したいと考えているのであれば、少しずつでも医療用語を覚えるなど準備をしておくことをおすすめします。

なぜ医療用語を覚える必要があるのかと言うと、医療事務は看護師や医師と医療用語を使っての会話が多いため、スムーズなやりとりをするには医療用語への知識が欠かせません。

また、スキルアップして受付事務から花形業務である診療費計算やレセプトといった医療事務のトップになるには、医療用語を知らないと話になりません。

この他に、覚えておくと良いのは、検査の種類、検査方法です。

これも、診療費計算やレセプトをするには必須の知識ですが、予め知っていることによって、入社後の研修で先輩方から説明されたことについての理解が深まりやすく、業務自体も覚えやすくなるからです。

医療事務は、皆さんが思っているよりも忙しい仕事です。

外側からは穏やかそう、ゆっくりとした仕事のように見えるかもしれません。
ですが、それはあくまでも表向きの顔です。

医療事務が忙しそうにしていては、患者が声をかけ辛かったり、ただでさえ病気やケガで精神的な苦痛を感じている患者に対し、余計な心労を負わせてしまうことになりかねません。

そのため、医療事務はどれだけ忙しく大変であろうと、それを表に見せてはいけないのです。

そういうと、なかなか難しい仕事かもしれないと思うかもしれませんが、常に患者の存在を気にかけていれば、自然とそうした立ち居振る舞いができるようになります。

また、予備知識があるのとないのとでは、心の余裕も違います。

心の余裕があれば、慌てることも少ないですし、自分自身も先輩方や患者の話を落ち着いて聞くことができます。

卒業後に医療事務を目指すのであれば、卒業したらすぐに入社し、毎日出勤して業務を覚えるほうが、自分自身も理解の深まり方が違うでしょう。

もしも、入社予定の病院や医院に相談して受けてもらえるならば、卒業前から研修がてら土曜日の診療時間だけでも勤務させてもらいましょう。

外側から見ているのと、実際に勤務してみるのとでは大きな差があります。

また、それぞれの病院や医院の特色があり、合う・合わないということもあります。

研修期間ということはまだ本採用ではなく、試験採用ですから、合わなければ他の医療機関を探すこともできます。

この他に、介護施設と併設している医院もあります。

この場合、医療事務に近い介護事務という仕事を兼務することもあります。

介護事務は、医療事務に似ていますが、介護事務自体にも診療費のように介護費を計算するための項目が厚生労働省によって定められています。介護事務も医療事務同様に、今後ますます需要が高まる職業ですから、介護保険の仕組みも知っていると、とても強みになります。

実地研修とは?長く働くのであればスキルアップ間違いなし

医療事務をアルバイトで考えている大学生や専門学校生の方は、就職活動時期になると学校と提携している病院や受け入れをしてくれる病院などで10日~1ヵ月ほどの期間、実地研修させてもらうことがあります。

実地研修の内容は、受け入れ先の病院と学校が相談して決めるため、全ての学校で同じ内容を経験するわけではありません。

実地研修の多くは、一般的な受付業務が多いですが、ところによってはほぼ実務に近いことをさせてもらえることもあります。

その場合、きちんとフォローする人がおり、任せっきりにさせられることはありませんので安心してください。

医療事務を考えている人のなかには、歯科医院での医療事務を考えている人もいるかもしれません。

歯科医院の受付も医療事務が行っています。

歯科医院でも、多くのところでは高校生の採用はしていません。

しかし、医療事務を学んでいる学生に対しては、短時間勤務でも受け入れているところもあります。

歯科医院の医療事務も、アルバイトを雇っているところも少なくありません。

しかし、医療事務としての経験という面で見た場合、歯科医院での医療事務と内科や外科(これらをまとめて医科といいます)などの医療事務では別として考える部分があります。

受付業務という面でいえば、歯科でも医科でもほぼ変わらないため、歯科・医科両方の医療事務の経験としてみなされます。

しかし、会計業務の面では、歯科と医科では全く違うため、経験と見なされることはほぼありません。

歯科には歯科の保険点数が定められており、それを基に歯科医院や歯科病院での診療費は計算されています。

そのため、歯科で診療費計算をしていたとしても、医科の診療費計算をしたことがなければ、医療事務の受付経験と患者対応経験はあるが、診療費計算の経験はないとみなされるのです。

医療事務といっても歯科と医科では異なりますから、長く医療事務として働いていこうと考えるのであれば、どちらか一方を選択し、そこで経験を積んでいくことが、スキルアップに繋がります。

学生アルバイトとして医療事務をしようと考えるのであれば、歯科のほうが受け入れをしてくれやすいですが、たいていは医療事務を含む医療関係の学校へ通っている人が対象になりやすいです。

そのため、高校生や歯科・医科含め医療とは関係のない学校へ通っている大学生や専門学校生では、働くことが難しいことのほうが多いでしょう。

ただし、卒業後医療事務として働く意志がある場合、学生(高校生不可)でも雇ってくれるクリニックや診療所はありますので、求人票に「学生可」とあるところへ応募しましょう。